日本インシーク社主催Intelligent Challenge 2019において、情報社会学部2年生中村ゼミが金賞とアイデア賞を、井上ゼミがアイデア賞を受賞しました。
「Intelligent Challenge」は、社会問題に関するアイデアを持った学生の実現を支援するためのアイデアコンテスト。起業や事業化に必要な知識を習得できるセミナーや、協賛企業グループの各役員からアイデアに対する実践的なアドバイスを受けられるレビュータイムなど、ブラッシュアップ機会と参加学生の成長機会を提供しています。
→ Intelligent Challenge2019について
金賞を受賞したのは中村ゼミ(ちーむなかむら)。「ドライブレコーダーを利用した移動型多目的カメラ」による、車載のドライブレコーダーの情報を位置情報とともに蓄積し、任意の時間と場所を指定して動画データを検索できるサービスを提案しました。事件・事故の目撃証言の収集や、車両特定、道路や標識などのインフラ点検の効率化、監視カメラのない山間部におけるごみの不法投棄の監視など、様々な分野への応用が期待されるアイデアです。
また、アイデア賞を受賞したのは中村ゼミ(あおっち)と井上ゼミ(防災満開Z)。あおっちは「hinavin~危険運転判別避難誘導アプリ~」によるあおり運転対策サービスを、防災満開Zは「深層学習を用いた応急危険度判定の効率化」による災害時の応急危険度判定をシステム化するアイデアをそれぞれ提案しました。
ちーむなかむら(仲村 良さん)
グループで協力して作り上げたアイデアで賞をいただくことができて、とても嬉しいです。またビジネスプランコンテストを通して、システムの中身はもちろんプレゼン発表を企業の方々に見ていただき、評価やご意見をいただいたことはとてもいい経験となりました。今後はこの経験や頂いた意見を活かして、アイデアの実現に向けて頑張りたいと思います。
あおっち(菊池 敦之さん)
このコンテストでは、企業の方や教授などの専門家に提案内容を見てもらい質問や意見を頂けたので、とても良い機会になりました。また、懇親会では企業の方や他大学の生徒と様々な意見交換ができて新たな発見がありました。
防災満開Z(寺田 隆希さん)
私たちにとって初めての試みでしたが、井上先生にお力添えをいただき、アイデア賞を受賞することができました。このような取り組みに参加することで、多くのことを学べ、視野も広がると実感したので、今後も積極的に挑戦していきたいと思います。
中村 健二 先生
中村ゼミでは「正しく適切な頑張り方」を学習させるために、学生に対して「努力する環境・頑張る環境」を提供しています。これからの就職活動では、頑張ってきたことが当たり前で、どの程度その活動を継続してきたのかが問われると考えています。そのためゼミでは、やる気のある学生は2回生から継続的に対外発表を行い、成功体験(および失敗体験)を実体験できるようにしています。これらの活動が実を結び、成果をあげることができてよかったと感じています。
井上 晴可 先生
アイデアや思考力、データの分析・解析技術等が求められる今回のようなコンテストを通じて、社会人基礎力の醸成に寄与できるだけでなく、そこで得た実績は他の大学生にない強みとなるため、本ゼミでは2回生から積極的に取り組める環境作りを大切にしています。