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【実施報告】ペットの防災を考える会を開催しました

2022年09月26日(月)

2022年9月12日(月)にE21教室で「ペットの防災を考える会」を開催、学生・一般合わせて26名が参加しました。イベントでは、本村教授による「震災時のペット同行避難に関するアンケート調査」の結果報告やペットの防災対策についての講義、参加者同士による意見交換が行われました。
 
「震災時のペット同行避難に関するアンケート調査」は、震災時のペット同行避難に関する準備状況を明らかにするため、大阪市東淀川区の犬猫飼い主を対象として2021年3月に実施したものです。この調査で約8割近くの回答者がペットとの同行避難を希望したものの、約3割は避難場所をしっかりと把握していない、また約半数が迷子札(またはマイクロチップ)を装着していない、さらに少数ではあるもののワクチンや不妊手術をしていないといった回答もあり、同行避難の難しさが浮き彫りになったことなどが報告されました。

続いて防災対策の講義では、減災のすすめとしてペット同行避難についての知識や、しつけ、自宅の備蓄品、非常持ち出し袋といった事前準備の大切さについて触れ、ローリングストックなど本村教授自身が実践する取り組みも交えた話がありました。
講義の後には、参加者がQRコードを読み込んでスマホからアンケートに回答し、その結果はリアルタイムに会場で共有され、参加者は学んだ内容を振り返りながら意見交換を行いました。
 
本村教授は、「動物たちの被災も数多く報告された東日本大震災から10年たった昨年、ペットの飼い主はどのような準備をしているのだろうとアンケートを実施しました。そして、アンケートにご回答いただいた方々にフィードバックをしたいと思い今回のイベントを企画しました。ペットの防災についてもっと知りたいという要望が多いことがわかったので、今後もこういった活動を続けていきたいと思います」と振り返りました。