2025/10/14

2回目の経営診断実習(製造業)が終了しました。

大阪経済大学 中小企業診断士 登録養成課程7期生 吉井 伊織 と申します。

現在32歳で、妻と二人暮らしです。電子部品専門商社に2年勤務した後、税理士法人に転職し、約7年間勤務しています。

 

 登録養成課程が開講してから早いもので約8か月。20259月現在、講義形式の授業は大部分を修了し、経営診断実習も2回目を終えました。振り返ると、この課程に参加して本当に良かったと実感する場面が多くあり、私自身の可能性が広がったと強く感じています。その一端をシェアさせていただきます。

実習の概要と体制

 大阪経済大学の登録養成課程にはバックグラウンド様々な24人の仲間が在籍しており、実習の際は81組で3班に分かれ、各企業様を訪問し診断を行います。

 

今回私が所属したC班の体制は以下の通りです。
講師:山本 大介先生

 

・経営戦略担当兼リーダー:1
・事業承継兼副リーダー:1名
・営業担当:1
・製造担当:2
・人事担当:1名(私)
・財務担当:1

 

7名で実習に臨みました。前回は副リーダーを担当し、個別のパートを経験できていなかったので今回は人事に立候補し、担当させて頂けることとなりました。今回の提案では診断先に大きく評価頂ける提案をすることを内なる目標とし、取り組みました。

 

 

実習の流れ

 診断先企業様とはNDA(機密保持契約)を締結しているため詳細は省きますが、実習の流れは以下の通りです。

 

1日目:(学内)担当決め
2
日目:(訪問)本社ヒアリング
3
日目:(学内)ヒアリング結果分析・仮説設定
4
日目:(学内)次回ヒアリング準備
5
日目:(訪問)本社・工場ヒアリング
6
日目:(学内)ヒアリング内容精査
7
日目:(学内)提案の方向性検討
8
日目:(訪問)本社・工場で仮説検証ヒアリング
9
日目:(学内)報告原稿修正
10
日目:(学内)報告原稿確定 印刷、製本
11
日目:(訪問)提案報告 → お疲れ様会

実習を通じて得た学び

 今回の実習で最も大きな学びは、「仮説を立て、仲間と議論を重ね、企業様に納得いただける形にまで磨き上げるプロセス」でした。事前に人事関連書籍を読込み提案知識の準備した上で、1日目から8日目までは様々なバックグラウンドを持つチームメンバーと喧々諤々の議論を重ねました。山本先生のご指導もあり、提案の方向性とその伝え方をどのように定めるかを体感的に学ぶことができました。

 

 後半の810日目は報告原稿の仕上げに奔走。おぼつかない手つきでワード操作していると気がつけば外が明るくなっていました。(笑)学生時代の試験前を思い起こさせる体験でしたが、山本先生を始めに、チームメンバーも同様の熱量で取組んでおり、チームの一体感と熱さを味わうことができました。そんなスケジュールをチームメンバー総力戦で挑んだからこそ11日目報告会にて「提案が刺さった」とのお褒めの言葉や、診断先企業様からの高い評価を頂くことができました。その後は気持ち的にも開放されおいしくお酒を飲むことができました♪

まとめ

 養成課程の講義を通じて、実務知識の理解を高められるのに加え、実習を通じて 「診断士として実際にどう顧客と向き合い、どのように提案を届けるか」 という実務に近い体験ができるのは非常に良い経験でした。提案の場で企業様の反応を直接確かめられる経験は、独立後を具体的にイメージする助けになりました。もしかしたら独立後財務関係以外も提案できるかもしれないと感じました。(精度はまだまだ上げる必要がありますが)

 

 中小企業診断士として独立を検討しておられる方にとって、養成課程は「知識を学ぶ場」である以上に、「実務に近い体験をし、将来を準備できる場」だと思いました。

 

一言でまとめると 「打ち上げサイコー!」  です。