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情報社会学部 中村健二教授、井上晴可准教授 土木学会でAI・データサイエンス論文賞を受賞

2023年01月19日(木)

論文「機械学習を用いたプローブデータの走行車線の推定に関する一考察」で受賞

情報社会学部の中村健二教授、井上晴可准教授らの共著「機械学習を用いたプローブデータの走行車線の推定に関する一考察」が土木学会構造工学委員会で革新性・将来性・社会性に優れた論文であるとしてAI・データサイエンス論文賞を受賞しました。
 
AI・データサイエンス論文集/3巻(2022)J2号に掲載されたこの論文では、個車の走行履歴や挙動履歴を把握できるプローブデータを活用して走行車線レベルでのより高度な道路交通分析が実現できると考え、プローブデータの特性を分析し、走行車線および車線変更の有無を推定する手法を考案。その結果、加速度の変化に着目して機械学習を適用すると、高い精度で車線変更箇所を推定できることを確認しました。また車線番号と車線変更箇所の推定結果を組み合わせると、より信頼性の高い走行車線を推定できる知見を得ています。

受賞コメント

中村健二 教授
阪神高速道路社および共同研究者の方々とともに構築した技術が土木学会に認められ、受賞することができ非常に嬉しく感じております。この技術が実現場にて利活用され、安全・安心・快適な都市高速道路ネットワークが形成されるように、今後も継続して活動を続けていきたいと考えております。
 
井上晴可 准教授
阪神高速道路株式会社、法政大学、関西大学および摂南大学との共同研究の成果で、土木学会AI・データサイエンス論文賞を受賞できたことを嬉しく存じます。研究遂行にあたって多大なるご尽力を賜った関係者の皆様にあらためて感謝申し上げます。