現代と宗教

基本情報

科目名カナゲンダイトシュウキョウ所属学部
科目名現代と宗教時間割コード36011
英語科目名Religion in Today's Society開講春学期
担当教員カナモリモト サトシ曜日・時限水6
担当教員森本 聡単位2.0

詳細情報

講義内容今日は。この講義を担当しております森本です。この講義は、いわば宗教入門講義ですので、様々な宗教について基本的なことから学ぶことを目的にしています。本年度は講義プランを二つ用意しました。 


まず、プランAは、初心者向けのオーソドックスなプランで、主として仏教・キリスト教・イスラーム(イスラム教)(と時間があれば日本の新宗教(下の用語解説参照))について勉強します。 


もう一つのプランBは、仏教やイスラームなどの伝統宗教(下の用語解説参照)だけでなく、新宗教にも興味があるという人向けのプランです。このプランでは、仏教とイスラームならびに新宗教について勉強します。また、このプランでは、時間があれば、キリスト教について、講義の最後の方で少し勉強する予定にしています。 
  
どちらが良いかは、最初の講義の時に学生諸君と相談して決定したいと思います。なお、この講義を担当するようになってからもう数え切れないぐらい「先生は何教の信者ですか?」という質問をされましたが、私は特定の宗教の信者ではありません。それでは新学期に学生諸君にお会いできることを楽しみにしております。 


※(用語解説)伝統宗教とは、江戸時代の末期以前に成立した宗教、新宗教とは、江戸時代の末期以降に成立した宗教を意味します。天理教や創価学会などは新宗教に分類されます。
講義方法特定の教科書を使用せず、そのつどプリントを配布します。それを使用して講義を行います。必要に応じて、DVDやパワーポイントなども適宜(てきぎ)使用します。
学習上の注意点

【受講に際して】当たり前のことですが、この講義は最初から終わりまで宗教について講義します。宗教にまったく興味のない人が受講してもつまらないと思います。 
【到達目標について】受講者諸君に宗教についての予備知識がないことを前提として、(1)宗教(特に伝統宗教)についての基本的な知識を身につけ、(2)創唱(そうしょう)宗教と自然宗教の違い、伝統宗教と新宗教の違いなどについて把握し、(3)宗教というものが、我々の生活の一部であることを理解することを到達目標としています。 
【準備学習について】講義中に使用するプリントは少し早い目に配布するようにしているので、必ずあらかじめ目を通すこと。講義のたびごとに質問カードを配布するので、分からないことは必ず質問し、疑問点を後に残さないようにすること。日頃からノートは整理しよく復習をすること。講義中に紹介した参考文献は、時間の許す限り、必ず目を通すようにすること。
評価方法定期テスト90%、その他10%
テキスト上に書きましたように、特定のテキストは使用しません。そのつどプリントを配布します。そのため、少しプリントの数が多くなるかもしれませんが、その点はあらかじめご理解ください。
参考文献多すぎてここに書けません。講義中に紹介します。
学生への要望上にも書きましたように、講義のたびごとに質問カードを配布しますので、その時に分からないことを質問カードに書いて質問するようにして下さい。後で分からないことがあったと言われても困ります。 
なお、講義中の私語は他の受講者に迷惑がかかりますので厳禁とします。
オフィスアワー講義のある日は、早い目に大学に来ておりますので、その時に直接、私に質問していただいてもかまいませんが、質問の内容によっては特別に資料等を用意しなければならない場合もありますので、要予約とさせていただきます。
年間(学期)計画以下の講義プランは、あくまで予定です。少しでもより良い講義にするために日々新しいアイデアを練(ね)っておりますので、講義の内容は急に変更になる可能性があります。また、講義の順序もある程度入れ替わる可能性があります。(なお、下の用語で分からない言葉があっても、それは講義中に説明します。) 


☆プランA 
1.創唱宗教と自然宗教の違いなどについて      
2.仏教の開祖・釈尊(釈迦)の一生について 
3.釈尊の基本的立場としての四(聖)諦、八正(聖)道など           
4.根本分裂と部派仏教の世界         
5.大乗(北伝)仏教と小乗(南伝)仏教の違い            
6.ユダヤ教の成立--出エジプトとモーセの十戒を中心に 
7.イエス・キリスト出現直前のパレスチナとユダヤ教の基礎 
8.イエスの生涯と彼の教えについて 
9.イエスの死と復活の意味について 
10.カトリックとプロテスタントについて 
11.イスラーム(イスラム教)の創始者・ムハンマド(マホメット)の生涯とイスラームの成立 
12.イスラームの基礎(1) 
13.イスラームの基礎(2) 
14.パレスチナ問題について 
15.(時間があれば)「旧」新宗教について 
16.(時間があれば)新新宗教について 
17.(時間があれば)隔離型の新新宗教の問題点について 


☆プランB 
1.から5.まではプランAと同じ。 
6.中観派と唯識派の仏教のあらましなど 
7.イスラーム(イスラム教)の創始者・ムハンマド(マホメット)の生涯とイスラームの成立 
8.イスラームの基礎(1) 
9.イスラームの基礎(2) 
10.パレスチナ問題について 
11. 新宗教(「旧」新宗教)について 
12.精神世界について 
13.新新宗教の特徴について 
14.隔離型の新新宗教の問題点について 
15.(時間があれば)イエス・キリスト出現直前のパレスチナとユダヤ教の基礎 
16.(時間があれば)イエスの生涯と彼の教えについて 
17.(時間があれば)イエスの死と復活について
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備考1☆昨年度の受講者の感想例(原則として原文のまま。ただし、一部省略の場合有り。参考にして下さい。) 
○15回の講義でしたが、密度が濃いながらも分かりやすかったです。特に仏教においては成り立ちや、用語も率直に理解することができました。 
○宗教は普段学ぶ機会がないものなため、とても勉強になりました。仏教やイスラム教、キリスト教など名前は知っていましたが、正直区別はよく分かっていませんでした。しかしこの講義で理解することが出来ました。 
○最初この講義を履修したときは、あまりやる気がなかったんてすが、途中からだんだん意欲がでてきて講義を受けるのが楽しくなりました。
備考2

担当教員一覧

教員所属
森本 聡学部