2025/12/22

「仕事を続けながら中小企業診断士資格を取得可能です」はホント?

~ある個人事業主受講生の1日~

中小企業診断士登録養成課程受講生の朝は早い。
 
日曜日の朝なのに。
 
いえ、日曜日の朝だから。
 
それゆえに早い。
 
平日の授業開始は18時30分から。しかし、土日は朝9時からだ。
 
開始時刻に間に合わない場合は受講時間数のマイナス評価となる。電車の遅延であっても容赦はない。
 
始発のバスでオフィスに出勤し、コーヒ-を淹れ、本業の仕事を少しばかり片付ける。
8時40分、授業の準備をし、オフィスを出、教室に向かい、いつもの位置に座る。
 
様々なバックグラウンドをもった様々な年齢の仲間から気づきを得る時間は実に刺激的である。が、16時過ぎた頃から脳内OSがスリープモードに入りがちになる。
 
コンビニのコーヒーや目薬でなんとか脳を再起動させながら17時45分まで走りきる。
 
授業が終わり、教室の外に出て空を見上げる。
 
美しい夕焼の時期もあれば、真っ暗な時期も過ごしてきた。
 
そんな土日を、仲間と一緒にもう10ヶ月間、過ごしてきた。
 
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大阪経済大学 中小企業診断士 登録養成課程7期生の伊藤志津子と申します。
 
大阪経済大学の中小企業診断士登録養成課程のHP冒頭には「中小企業診断士登録養成課程 2019年より開講!仕事を続けながら中小企業診断士資格を取得可能です。」と本文より大きな文字で記載されています。
 
目立つように「大きな文字」で、です。
 
上述のハードスケジュールを、仕事をしながらクリアしていくことが出来るのかと不安に感じる方も多いと思います。
 
それ、正常な反応です。
 
私も初めてスケジュールを目にしたときそう思いました。
 
養成課程への進学を考えておられる方は、仕事に従事されている方がほとんどだと思います。7期生の場合、開講時点で23/24人が在職中でした。ほぼクラス全体が「平日フル稼働組」です。
 
2025年9月のブログにあるとおり「職場のサポート」を得ることが出来れば、ある意味「鬼に金棒」だと思います(とはいえ、職場の理解・サポートを得ることが出来ている同期のメンバーも、職場の方々に対して、非常に気を遣いながら通学しておられます)。
 
一方、個人事業主の場合、誰かの理解を得る必要はないのですが、そもそも年次有給休暇という制度がないため、本業に時間を費やすことが出来ない分、極めて分かりやすいシビアな環境に1年間身を置くことになります。自由だけど、自由が重いです。
 
私自身は、従業員2名の弁護士事務所の代表として、なかなかチャレンジングな10ヶ月間を過ごしてきました。
 
そんな私のあくまで一個人の経験に基づく回答は、「決して楽ではないものの、覚悟があれば、仕事を続けながら養成課程に通い、卒業することは可能」つまり「仕事を続けながら中小企業診断士資格を取得可能」です(現時点では「見込み」ですが)。
 
授業終了後、戻ったオフィスで目にする不在中の電話メモの山に押しつぶされそうになったり、養成課程で続々と出される課題の提出期限と本業の書面提出期限のバッティングに心がポキリと折れそうになったり、体力的に限界線を越えそうになったり、正直、色々と大変です。
 
しかし、養成課程の先生方から中小企業支援に関するリアルで刺激的なエピソードを聞くことができ、先輩サポーターの方々から養成課程受講生としての経験に基づくアドバイスをいただける、そして新しい知識、気づきを得る機会を24人の個性的な同期と共有できることに勝るものはありません。

【同期との憩いタイム1】

7期生の中で西宮に住んでいる人、住んでいたことがある人等が集まって「西宮会」を結成しました。
月1回、おいしいごはんを食べながら、中小企業診断士の資格を取った後、どういった仕事をしていきたいかという真面目な話半分、大笑いしたり、ほっこりする話半分をつまみに数時間過ごすことは、とてもよい心の栄養となっています。
なおU氏が持っている紙に書かれたイラストは西宮市のマスコットキャラクター「みやたん」です。

【同期との憩いタイム2】

7期は24名のうち3名が女性です。
 定期的に3名で集まって「女子会」を開催しおいしいごはんを食べながら、ほっこりする時間を過ごし、エネルギー補給しております。
 卒業後の女子会旅行も企画済みで、頑張った自分へのご褒美と称し、香住への蟹旅行、淡路島への穴子旅行等々、様々な企画がどんどん立ち上がっております。
このような憩いタイムを自主的に挟んでいけば、やる気があれば、そうきっと、なんとか、1年なら大丈夫です!(なお「2年やったら無理」が7期生の合い言葉です)
 
養成課程への進学を迷われている方に、映画「LIFE!/ライフ」(原題: The Secret Life of Walter Mitty)の中で引用されている雑誌「LIFE」のスローガンをご紹介させていただきます。
 
"TO SEE THE WORLD, 
THINGS DANGEROUS TO COME TO,
TO SEE BEHIND WALLS,
TO DRAW CLOSER,
TO FIND EACH OTHER AND TO FEEL.
THAT IS THE PURPOSE OF LIFE."
 
"世界を見よう
危険でも立ち向かおう
壁の裏側をのぞこう
もっと近づこう
互いを知ろう、そして感じよう
それが人生の目的だから"
 
養成課程は「試験に出る」目線での学習ではなく、中小企業支援を行うために必要な実践的な学びを得ることができる場です。現場で見て、近づいて、裏側をのぞいて、中小企業のことを知り、自分のことも知ってもらう、そして同期と一緒に中小企業を支援するためにどのような提案をすべきか、時には喧々諤々、議論を戦わせながら実践的な学びを身に付けていくことが可能な場といえます。
 
そればかりか、背景も強みも違う同期と学ぶことで、様々な気づきを得ることが出来、自分自身の引き出しを増やすことをも可能にする場です。
 
卒業後も相談したり、一緒に案件をできる同期を得ることは、国家資格を得る以上にありがたいと私は感じています。
 
養成課程での学びは、雑誌「LIFE」のいう人生の目的を達成するために必要なものを身につけ得るばかりか、今後の人生においてかけがえのない価値ある経験となるものだと感じています。
 
弁護士資格を有しながらなぜ養成課程に通っているのかよく質問されます。弁護士が通常関与するよりも早い段階で、どのようなサポートが可能かを学び、さらに実践出来るよう鍛えてくれる場が養成課程です。
 
是非、様々な視点で中小企業のサポートをしたいと考えておられる方は、養成課程への進学をご検討ください。
 
7期生担当のこれまでのブログが、養成課程への進学を検討しておられる皆様の一助になれば幸いです。
 
大阪経済大学 中小企業診断士登録養成課程 7期生 伊藤 志津子