2026/1/13

― で、どうする卒業後? ―

伊藤 志津子
いよいよ最後の診断実習が始まりました。
 
我々7期生は、このまま問題を起こすことなく、今までどおり真面目に実習に取り組み、令和8年1月31日、最後の授業後に実施される修了面接に合格すれば、同年2月14日をもって卒業となります。
 
ここまで来ますと、もはや「心身ともに健康でいること」が最大のミッションともいえます。
 
7期生が担当する最後のブログのテーマは「で、どうする卒業後?」です。
 
令和7年2月の開校式時点では、組織に所属していた同期が既に退職の意思表示をしていたり、それどころか既に退職済という人も出てきました。
 
もちろん、養成課程で学んだことを「副業」というかたちで活かしたいと考えている人や、少しこのまま様子見という人もいます。
 
私は、従業員2名の弁護士事務所の代表をしております。ですので表向き何か変わることはありません。
 
「弁護士資格がありながらどうして養成課程に通っているの?」と、よく質問されます。
 
弁護士業務をしていますと、企業として取り得る法的手段はもう破産しか・・・といった状態で相談に来られるシチュエーションに少なからず遭遇します。
 
中小企業診断士として、もう少し早い段階で相談を受けるようになり、弁護士と異なる視点で中小企業の発展、再生に寄与することができたらと思い、私は養成課程で学んでおります。
 
養成課程で学んだことを、既に業務に取り込み、今までとは違う資料を使い企業研修等を行っていますが、参加者の方々の反応はなかなかの好感触です(気のせいかもしれませんが・・・)。
 
さて、ブログテーマ「で、どうする卒業後?」に話を戻します。
 
養成課程では、グループに分かれ課題に取り組むことが多々あります。後半の授業は、ほぼグループワークといっても過言ではありません。
 
グループワークでは、様々なバックグラウンドを持った、様々な年齢の同期から、いろいろな気づきを得たり、刺激を受けることができます。
 
そして「1人では絶対に作れないクオリティの経営診断報告書」がグループとして出来上がっていくことを幾度となく体験します。
 
トム・クルーズ演じるイーサン・ハントだって、コンピューターに関する優れた能力を有するルーサーが、抜群のガジェット開発力・現場支援能力を有するベンジーが才能を発揮してくれなければ、どう考えても「インポッシブル」なミッションを「ポッシブル」にすることが出来ないのと同じです。
 
なお、実習先の企業様に対する報告会終了後、心に満ちる爽快感は、イーサン・ハントが「案の定」、「予想どおり」、「そらやっぱり映画やし」ミッションをコンプリートする姿を映画館で観賞することの10倍以上です。
 
そういうこともあり、卒業後も一緒に案件をしよう!という話は7期生の間でもよく出ます。
 
養成課程の同期は、子供時代の友人と、ひと味も、ふた味も違います。
 
子供時代の友人は、たまたま同じクラス、たまたま同じ電車で通学といった「環境が用意した偶然」がきっかけでできることが多いと思います。
 
養成課程の同期も、小さな「たまたま」の積み重ねによって出会った点は、子供時代の友人と似ているといえます。
 
具体的には、令和7年2月から養成課程に通うことが出来る環境が整い、周囲の理解を得ることができた、令和5年でも令和7年でもなく、令和6年12月に大阪経済大学の養成課程を受験した、幸い合格したことなどです。
 
しかし、「養成課程で学び、中小企業診断士の資格を得る」という共通の目的をもって出会った点が大きく異なります。
 
「自らの選択から生まれた偶然」がきっかけの友人(=同期)との繋がりは、様々な刺激を与えてくれ、将来の可能性を広げてくれる特別な存在です。
 
養成課程を乗り切るため、今まで、色々と同期で集まって癒やしの場を設けるようにしてきました。この繋がりが、卒業後も続くこと願っています(大人になってからの繋がりは、子供時代とは異なりお互いの努力が大切であるのはもちろんですが)。
養成課程で学ぶことにより、先生方から中小企業支援に関するリアルで刺激的なエピソードを聞くことができ、実践的な学びを得ることができます。また先輩サポーターの方々から養成課程受講生としての経験に基づくアドバイスもいただけます。
 
そればかりか、卒業後、中小企業診断士として仕事をしていく中で、心強い同志である「同期」を得ることもできます。
 
—— で、どうする卒業後? ——
 
その答えは、卒業前(入学前も含みます)に1人で探す必要はないと思います。卒業後もしかりです。
 
養成課程の同期がいるので、在学中から「どうする卒業後?」を一緒に考え、その考えを育てていくことができます。
 
卒業後にもきっと同期は相談にのってくれるはずです。
 
こんな「養成課程」という選択肢も、悪くないと思いませんか。
 
中小企業のサポートをしたいと考えておられる方は、養成課程への進学も選択肢のひとつとして是非ご検討ください。
 
“Life isn’t about finding yourself. Life is about creating yourself.”
(人生とは自分を見つけることではない。人生とは自分を創ることである。)
 
劇作家ジョージ・バーナード・ショーの言葉です。
 
「養成課程で学び中小企業診断士の資格を得る」という共通の目的を持つ、個性的な23人と一緒に学ぶ1年間は、自分自身を創るのに最高の環境と思います。
 
「学び」とともに「宝物」を手にすることも可能ですから。
 
—— したいと思っていることにトライしない人生は、長くて退屈なもの。 ——
 
そんなふうに、この年齢になると思ったりします(年齢については昨年10月のブログ「養成課程は覚悟を確かめる準備地点」をご参照下さい)。
 
7期生担当のこれまでのブログが、養成課程への進学を検討しておられる皆様の一助になれば幸いです。

大阪経済大学
中小企業診断士登録養成課程
第7期生 伊藤 志津子