国際共創学部客員教授講演会
社会起業家としてオーガニックコットンの普及、廃棄衣料問題、鹿による獣害など数々の社会課題に取り組んできた渡邊智恵子氏。同氏が現在注力するのが、2024年1月の震災で被災した能登半島珠洲市の復興支援です。
珠洲市は「里山里海」という日本で初めて世界農業遺産に登録された豊かな自然や生態系、伝統文化、そして農林水産業による多くの恵みを有しています。しかし、担い手不足や過疎化の影響、さらには地震の被害をひどく受け、現在も再生できていないものが数多くあります。これらを単に元に戻すだけでなく、持続可能な産業構造を構築しつつ復興させることが重要と考え、それを担う人材育成を目的に同氏は2025年4月に「のとひとカレッジ」を珠洲市に創設されました。
珠洲市の復興の現状と、第一次産業を通じて能登の復興と新たな経済循環の創出を目指す「のとひとカレッジ」の取り組みについてお話しいただきます。