2026/7/10

手探りで駆け抜けた、第1回企業診断実習

河﨑さん、バトンありがとうございます!
河﨑さんは製造業出身で、落ち着いた雰囲気の中にも熱い想いを持たれている方です。養成課程入学前に独立という大きな決断をされた行動力には、いつも刺激をいただいています。
河﨑さんのブログはこちらからご覧ください。
 
こんにちは。今回のブログを担当します、8期生の緒方 康博です。
私はSIer企業で13年間、SE・PL・PMとして勤務した後、中小企業診断士の勉強をきっかけに人事へキャリアチェンジし、現在は人材育成の仕事に携わっています。
先日、第1回企業診断実習を終えましたので、実習を振り返りながら感じたことをお伝えしたいと思います。

右も左も分からない状態からのスタート

企業診断実習の大体の流れは聞いていたものの、実際にどのような流れで進み、何を求められるのかについては、正直なところイメージが持てていませんでした。そのため、最初は手探りでスタートしたというのが率直な感想です。
8期生は実習先企業様との日程調整の関係で、通常とは異なる班編成となり、私は10名のA班で実習を行うことになりました(例年は8名です)。10名での実習は初めてということもあり、どのように役割分担を行い、一つの提言書としてまとめていくのか、当初はイメージが湧きませんでした。
担当決めでは、小林先生から「最初なので得意分野を担当した方がいいのでは」とアドバイスをいただきましたが、せっかくの実習ですので、普段の業務では経験する機会の少ない分野にも挑戦してみたいと考え、人事ではなく営業部門を担当しました。
今振り返ると、この選択は自分にとって良い経験だったと思っています。

実際にやってみて分かったこと

実習を通じて最も難しいと感じたのは、経営者へのヒアリングでした。
初回は準備した質問項目を確認することに意識が向き過ぎ、一問一答のような進め方になってしまいました。また、実習先企業様が会場を丁寧に準備してくださっていたこともあり、こちらも必要以上に緊張し、どこか記者会見のような雰囲気になってしまったことを覚えています。
その反省を踏まえ、2回目は座席の配置から見直し、対話しやすい雰囲気づくりを意識しました。机をなくし、椅子を半円状に並べるだけでも場の空気は大きく変わり、前回より自然なやり取りができたように感じています。
一方で、それぞれが聞きたいことを深掘りした結果、予定時間を大幅に超過してしまいました。限られた時間の中で必要な情報を引き出すことの難しさと、タイムマネジメントの重要性を改めて認識する機会にもなりました。
また、報告書作成では、それぞれが担当部分を執筆するため、自分の担当に意識が向き、全体のストーリーとの整合を取ることの難しさも経験しました。そのような中でも、班長・副班長が中心となって全体を整理してくださり、一つの提言書としてまとめることができました。
班には財務、営業、店舗運営など、それぞれ異なる専門性を持つメンバーが集まっていました。議論を重ねる中で、自分にはない視点や考え方に触れる機会が多くあり、一人では決して到達できない提言が、チームであれば形になることを実感しました。

診断士は企業と一緒に考える仕事

最終報告を終えたときは、まず無事に終えることができたという安堵感がありました。
実習先企業の社長・取締役の方からは温かいコメントをいただきましたが、その中で印象に残っているのは、「すべてをすぐに実行できるわけではない」という率直なお話でした。
その言葉を伺い、診断士の役割は正解を提示することではなく、企業の現状や想いを理解し、実現可能な一歩を一緒に考えていくことなのだと改めて認識しました。
 

最後はみんなで打ち上げ!

約2週間の実習を終え、最後は班のメンバー、小林先生、山田サポーターと打ち上げを行いました。
最終報告を終えた後の一杯は格別でした。
改めて、実習先企業の皆様、小林先生、山田サポーター、そして最後まで一緒に走り抜けた班の皆さんに心より感謝申し上げます。

これから養成課程を目指す皆さんへ

養成課程を検討されている方の中には、実習に対して不安を感じている方もいらっしゃると思います。私自身も、見ず知らずの方々、それも異なる業界や職種で活躍されている方々と一緒に実習を行うことに、少なからず不安がありました。
しかし、実習を終えて振り返ると、一人で乗り越えるものではなかったと感じています。
それぞれが異なる経験や専門性を持っているからこそ、自分にはない視点を学ぶことができ、自分にできることを積み重ねることでチームに貢献できます。実習は決して楽ではありませんが、それ以上に得られるものが多いと感じています。
大阪経済大学 中小企業診断士登録養成課程への進学を検討されている方にとって、このブログが少しでも参考になれば幸いです。

次のバトン

次の執筆者・辻ノ内さんは、MBAも取得されている勉強熱心な方であり、素敵な笑顔と高いコミュニケーション力で、自然と周囲を巻き込む魅力をお持ちです。
次回のブログもぜひお楽しみに!