2026/10/22

講義から実習へ。養成課程の秋と、二次試験を迎える皆さんへ

滝川さんからバトンを受け取って

こんにちは。今回、ブログのバトンを滝川さんから受け取りました、第8期生の白井と申します。滝川さんとは養成課程の一次選考のグループディスカッションで同じグループになったのが最初の出会いです。滝川さんは財務のプロフェッショナルですが、養成課程でも財務を軸に熱心に学びを深められており、実習では同期みんなが使える財務分析のツールまで作ってくださるなど、いつも助けられています。
 
滝川さんの前回の記事はこちらです。

講義の集大成から、いよいよ実習へ

9月末から10月にかけては、「創業・ベンチャービジネスモデル構築支援」、「中小企業による地域活性化ビジネスモデル構築」、「企業活性化」、「流通業総合」など、より実務を意識した演習が続いています。第8期のカリキュラムでも、これらは経営診断Ⅱの実践的な科目として位置づけられています。
 
こうした座学・演習中心の講義も10月で一区切りとなります。10月後半から1月にかけては、3回の企業診断実習が続きます。24名の養成課程メンバー全員で同じ教室に集まり、一緒に講義を受ける期間もあとわずか。その後は8名の実習チームを中心に活動していくことになります。2月から一緒に学んできただけに、少し寂しさも感じる時期になってきました。

「答えを伝える」より、「気づきを引き出す」

実際の経営相談を想定したロールプレイも行いました。
 
まず相談内容からグループで仮説を立て、そのうえで経営者役の講師へのヒアリングを通じて仮説を検証していきます。ロールプレイでは、私たちのチームの代表者が相談対応を実演しました。この代表者、実はチーム内でおなじみの「心・技・体・天」というオリジナルフレームワークの考案者でもあります。意外と汎用性が高く、気づけばさまざまな発表で活躍する定番フレームワークになっています。

特に印象に残ったのは、社長の話を傾聴し、こちらが提案したい内容をすぐに伝えるのではなく、質問を重ねながら、社長自身に「ご自身が持たれている答え」に気づいていただくように対話を進めていたことです。
診断士というと、「分析して答えを提案する仕事」というイメージを持ちがちですが、相手の話を聞き、考えを整理し、気づきを引き出すことも大切な支援なのだと感じました。

ブルーオーシャン戦略を実際に使ってみる

ブルーオーシャン戦略について学び、実際に新しいサービスを考えるグループワークを行いました。
 
今回は、最初の経営診断実習で一緒だったメンバーで、生花小売業を題材にサービスを検討しました。
 
議論を重ねた結果、最終的には外国人観光客向けに、豊臣秀頼をモチーフにした体験型サービスまで発想が広がりました。大阪城落城から最期、そして「再生」までを一つのストーリーとして体験してもらうという、なかなか振り切ったアイデアです。
 
実際に自分たちで考えてみることで、既存サービスの延長線上で新しい案を考えるだけではなく、競争する軸そのものを変えるというブルーオーシャン戦略の考え方を体感することができました。

1年前の二次試験、養成課程という選択肢

10月といえば、中小企業診断士二次試験も目前です。
 
1年前の私は初めての二次試験を前に、「この勉強方法で本当にいいのだろうか」と迷いながら、過去問を繰り返し解いていました。
 
当時から養成課程への進学も考えていたため、二次試験と養成課程の入試対策のどちらを優先するか迷いましたが、私は二次試験までは二次試験の勉強に集中し、養成課程の対策は試験終了後から始めました。
 
大阪経済大学のホームページには、応募資格や選考内容についてのQ&Aに加えて、過去の応募状況や筆記試験の過去問題も掲載されています。私もこうした情報を確認しながら、対策を進めました。選考では、グループディスカッションや面接を通じて、協調性やコミュニケーション能力、積極性、表現力なども総合的に見られていると思います。 
 
また、第9期の募集説明会は10月28日と11月13日に開催予定で、オンラインでも参加できます。課程の概要だけでなく、修了生の体験談や質疑応答も予定されています。養成課程を検討している方にとって、実際の雰囲気を知るよい機会だと思います。 
 
第9期の募集要項や、受講申込書(履歴書)、身上書もすでに公開されています。応募期間は11月1日から11月20日までで、第9期からはグランフロント大阪タワーC 9階の「うめきたキャンパス」で開講予定です。二次試験と並行して養成課程も検討されている方は、必要書類だけでも早めに確認しておくと安心かもしれません。 
 
そして、実際に養成課程で学んでみて感じるのは、人との対話を通じて学ぶ機会が想像以上に多いことです。
 
授業ではグループで意見を出し合い、実習ではメンバーと相談しながら一つの提案にまとめていきます。これは中小企業診断士として企業を支援するときにも通じる部分があり、経営者の話を聞き、考えを引き出し、周囲と協力しながら前に進めていく力の大切さを感じています。
 
養成課程を検討される方には、カリキュラムや資格取得までの期間だけでなく、仲間と議論し、協力しながら学んでいく環境そのものも、一つの判断材料にしていただければと思います。
 
二次試験が近づき、養成課程を検討されている方は説明会や出願準備も重なる時期ですので、気持ちの面でもなかなか落ち着かない日々が続いているのではないでしょうか。私自身も1年前は同じような時期を過ごしていました。
 
皆さんがこれまで積み重ねてこられたものを大切にしながら、それぞれ納得できる形でこの秋を過ごされることを願っています。
次回の執筆担当は中澤さんです。中澤さんはバリバリの金融マンで、実務経験も非常に豊富です。授業のロールプレイでも、社長との自然な対話や話の引き出し方がとても上手で、私たちにとって良いお手本になっています。