髙橋先生は「百貨店という商業施設の中で、留学生が地元の人々と一緒に活動することは、彼らにとって貴重な社会体験になる」と今回の活動の意義について語ります。また、「留学生や若い学生は限られた人間関係にこもりがちです。特に留学生は日本語をみっちり勉強しなければならず、今回のように自由に振る舞える取り組みは息抜きになったのではないでしょうか」と留学生らの様子を振り返りました。
今回の企画に参加したチョウ シビョウさん(情報社会学部 3年)は、「私の説明を聞いた来場者から『こんな意味があるんだ!』と言ってもらえて嬉しかった」。ハム ユビンさん(交換留学生)は「私が韓国語を教えた時に、相手にめんどくさいと思われたらどうしようと心配していたけれど、実際はみんな一生懸命に参加してくれてよかった」と来場者との交流について語りました。
また、チン シユウさん(経営学部 4年)は「色々な方と話せる場所として私たちにもすごくメリットがあるし、別の国の文化を味わえるという点で来場者にもメリットがある取り組みだと思う」。森山 咲希さん(経済学部 1年)は、「普段の大学生活だと歳の近い人としか話さないけれど、幅広い年代の人たちと会ってお話しできたのが楽しかった」と取り組みの価値を再認識する声も上がりました。
ソ ゲンさん(経営学部 3年)は、「書道体験から中国と日本の書道の違いを感じた。実際に来場者と会話して、日本語能力が向上するだけでなく日本の文化や礼儀についても理解を深めることができた。これからもこのような活動に参加して地域の文化発展に貢献したい」と意気込みを語りました。
大阪経済大学・縁活・ピクニック書道・地域住民の方と、多くの繋がりからもたらされた体験は、留学生たちの心に新しい学びを残しました。