Graduate Voice

大学での学びを機に
心理職の道へ。些細なことも
相談できる場を提供したい

葛城市こども・若者サポートセンター/
太子道診療所
臨床心理士・公認心理師

Hさん 人間科学部 2014年卒業/人間科学研究科 2016年修了

「なんだか面白そう」と軽い気持ちで選んだ心理学が、今では天職に

 高校時代はこれといって将来やりたいことがなかったので、「心理学って面白そう」という軽い興味から人間科学部を選択。入学後心理学を学ぶ中で、学問としての魅力に気づき、心理職に就きたいと考えるようになりました。大学院で専門的な学びを深め、臨床心理士、公認心理師の資格を取得し、現在に至ります。人の心に寄り添う仕事はやりがいがありますし、自分に向いているなと感じています。

子どもの発達や問題行動など、心理的問題の解決をサポート

 現在はこども・若者サポートセンターの職員として、市内の幼稚園・小学校を巡回し、子どもたちの様子を観察したり、幼稚園教諭・小学校教諭・保護者から子どもに関する相談を受けたりしています。未就学児は主に発達の問題、小学生はそれに加えて学校内での問題行動や不登校事例などに対応しています。また、センターにて個別相談の日も設けており、そこでは子どもに対するプレイセラピーを実施しています。

「転ばぬ先の杖」として、気軽に相談できる場を提供したい

 将来的には、私は利用者さんにとって「転ばぬ先の杖」のような存在になることが理想です。私のところへ相談に来られる方は、何か問題が表面化してから来所される場合がほとんど。そもそも「臨床心理士に相談する」ということ自体に抵抗を感じる方も多くいらっしゃいます。だからこそ、些細なことでも気になることがあったら、誰でも気軽に立ち寄って話ができる、そんな場を提供できればと考えています。

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