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【実施報告】2023年度入学前交流会・スクーリングを「対面」開催

2023年03月11日(土)

大学生活と学習にスムーズに対応していけるように

大阪経済大学は、2012 年度より早期合格者が大学に入学するまでの間に学習習慣を身につけるために、自宅学習プログラムを提供する「入学前教育」を導入しています。さらに2016 年度からは早期合格者がキャンパスに集う入学前交流会を開始し、入学後の不安解消や仲間づくり、大学の理解に役立っており、参加者からも好評を得ています。
2021、2022年度はコロナ禍のため、入学前交流会はオンライン開催でしたが、3月11日に3年ぶりの対面での開催が実現。さらに今回は、入学前教育の一環として「スクーリング」を交流会当日に開催しました。

これから始まる大学での学びに関心度と期待値がアップ

今回の入学前交流会とスクリーリングには、経済学部112名、経営学部144名、情報社会学部79名、人間科学部47名、計382名の早期合格者が参加。経済学部・情報社会学部の早期合格者は午前にスクーリング、午後に入学交流会に参加、経営学部・人間科学部の早期合格者は午前に入学前交流会、午後にスクーリングに参加と、4学部を2つに分けて、二部制で実施しました。
 
まず、スクーリングの内容と当日の模様をご紹介します。
 
スクリーリングの参加者は、入学前教育として提供された「eラーニング」と「オンライン講義」による自宅学習プログラムで、ライティング、ロジカルシンキング、情報倫理(モラル)の学習に取り組んできました。スクーリングでは、この4つの学習で得た知識を活用するために、「正解のないことを考え、アウトプットしてみよう」という課題に挑戦。参加者はコップメーカーのクリエイターになったつもりで、「今までにない新しいコップの使い方」についてアイデアを考え、まわりの人と話し合い、その結果を発表しました。
 
受講後の参加者は、「アイデアの出し方、書き方を学べたことがよかった」「高校までの勉強と違って、大学での学びには正解がないことが興味深い」など、入学前教育やスクーリングの効果を実感し、これから始まる大経大での学びに期待をふくらませていました。

すぐに打ち解けられる企画を通じて新たな友人関係を構築
 
続いて、入学前交流会の内容と当日の模様をご紹介します。
 
入学前交流会は、友人をつくることが大きな目的ということもあり、アットホームな雰囲気のなかスタート。2つの教室に5〜6名ずつに分かれて、グループワークに取り組んでいきます。
 
まずはアイスブレイク(※)として、「サイコロ数珠繋ぎ」というオリジナルゲームに挑戦しました。サイコロを振り、出た目ごとに設定されたテーマに沿って自己紹介を行うゲームです。ただし、このゲームでは、自己紹介の際に自分だけでなく、自分の前の人の自己紹介も含めて話す必要があります。例えば、最初の人のテーマが好きな食べ物であれば、「ラーメンが好きな●●●●です」と自己紹介し、次の人のテーマが趣味であれば、「ラーメンが好きな●●さんの次に自己紹介するのは、読書が趣味の●●●●です」といったように情報をまわしていきます。参加者は自己紹介を通じて、それぞれの興味や趣味を共有し、お互いに関心を持ちながら交流を深めました。
※初対面の人との会議や会合などで緊張感を和ませるためのコミュニケーション方法のこと。具体的には簡単なゲームや身近な話題での会話などが用いられる。
 
話も弾んだところで、施設・教室を案内してもらいながら、5つのポイントで出題されるクイズに挑戦します。さらに5つの回答からあるキーワードを導き出していきます。早期合格者たちは班のメンバーやファシリテーターと力を合わせることで、一段と交流を深めました。
 
参加者に感想を聞いたところ、「アイスブレイクもキャンパスツアーも趣向が凝らされていて、おもしろかった。キャンパスのこともわかったので4月からが楽しみ」「大学で友人ができるか不安だったが、先輩たちもやさしく、班のメンバーと仲良くなれてよかった」と、入学への大きな安心材料となったようです。

学生たちが企画・運営。早期合格者の好評を得て大成功

3年ぶりに対面で開催された今回の入学前交流会には、特筆することがあります。今回は初めて入学前交流会の企画から当日の運営まで、すべてを学生組織「DAIKEI Oritor's Group for Students」(通称・オリター)の学生たちが行いました。
 
DOGsは、2021年9月、大経大の新入学生の援助を目的に発足。現在、新入生を援助する人を意味する「オリター」として、大経大の在学生約60名が所属しています。活動内容としては、学生生活のガイダンスやSNSを活用しての悩み相談といったサポートに加えて、学内外で開催されるリーダーシップやホスピタリティの研修を受講しながら、将来社会に出たときにも役立つ力の習得に努めています。
 
このような経験もあり、今回の入学前交流会の企画・運営を一任されたDOGsは、昨年の12月から入学前交流会に向けての準備をスタート。どんなセッションを行えば参加者に楽しんでもらえるか、役割分担、人員配置、時間配分など、細部に至るまで、考え抜きました。
 
ただ、1週間前に行ったリハーサルでは、時間オーバーといった問題が浮上し、企画内容を1から見直す事態に。その後、2回のリハーサルを重ねて、前日に万全の体制が整いました。
 
入学前交流会終了後のオリターたちは、全員で一致団結し、無事に開催できたことに安堵した様子でした。日頃、学び続けているサポートのための知識はもちろん、今回の経験も糧に、DOGsは次年度の入学前交流会の企画・運営に臨む予定です。

●「DAIKEI Oritor's Group for Students(DOGs)」オリターの声

DOGs代表 菅波 幸一郎さん(経済学部2年)
企画・運営では、参加者はもちろん、学生サポーターも“楽しむ”ことをモットーに掲げました。この入学前交流会が早期合格者のスタートダッシュに、そして、人生を変えるような友人との出会いの場になることを願っています。
 
DOGs副代表 三河 愛実さん(人間科学部2年)
私はアイスブレイクの企画を担当しました。一人ひとりの個性がわかる自己紹介にしたことで、場が盛り上がっていたので企画者として非常に嬉しかったです。今回の私たちを見て、DOGsに興味を持ち、所属してくれるといいですね。
 
DOGs副代表 福井 美湖さん(情報社会学部2年)
私はグループワークの企画を担当したのですが、ァシリテーターとサポーターがそれぞれ工夫し、より楽しく、ためになる情報を伝えてくれました。これらの経験が、参加者の不安を払拭することにつながればと思います。