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図書館がリニューアルオープン!「創発」を生み出す“泉”と“森”をイメージ

2024年01月30日(火)

2023年9月、図書館1階がリニューアルし、新たに「ラーニング・コモンズ」が誕生しました。この改築は、本学の100周年ビジョンである「DAIKEI 2032」の一環です。創発の場を目指した背景と、新たに誕生したスペースの機能をご紹介します。
 
コンセプトは「創発」
「DAIKEI 2032」において、「居心地の良い学びの場を形成する」という大学運営・組織ビジョンが示されています。このビジョンに則して、図書館1階改築のコンセプトは「自発的な学びを誘発する『創発』の場」となりました。本を探して読むだけではない、さまざまな機能を有した場所から、新しい価値が生み出されることを期待しています。

学びあうコミュニケーションの場「創発の泉」(ラーニング・コモンズ)
図書館1階西側のスペースは「創発の泉」と名付けられたオープンスペース。読書での利用はもちろん、大きなスクリーンを備えたスペースでは、セミナーやワークショップなど、多目的な利用が可能です。

入り口付近には教育・学習支援センター(SCTL)のカウンターがあり、学生を中心とした教育プログラム、学生の主体的な学びを促す支援活動を行っています。また、ホスピタリティを備えた学生が学生をサポートする、ピア・サポート活動もSCTLが拠点となっています。

随所に置かれたグリーンによって、集中力アップやリラックス効果を得られ、コミュニケーションが一層深まります。

国立大学図書館協会の提言によると「ラーニング・コモンズ」は、「1.場所」「2.アカデミックリソース」「3.人的支援」という三つの構成要素から成り立ちます。この三要素が整った「創発の泉」から、新たな学びがこんこんと湧き出るように生まれることが期待されます。
 
本に囲まれた耽読の世界、「探究の森」
1階東側の閲覧室は「探究の森」と名付けられ、落ち着いた雰囲気となっています。本に囲まれて集中したい時にピッタリ。森の中を進むように本を探し、人生を豊かにする一冊との出会いを演出します。

書架は6つのエリアに分かれており、知識の森へと来館者を誘います。入口すぐのエリアは「図書館へようこそエリア」。図書館職員による企画展示や学生による選書、最新のベストセラー等が定期的に入れ替わります。書架のなかへ進むと、「知への入口エリア」が。テキストや参考文献、論文集等が配架されています。右方の「教養に触れるエリア」には岩波新書と岩波文庫が配架され、左方と奥は「キャンパスライフエリア」として資格本や就職活動に関する本、旅行ガイドブックや生活にまつわる本が並びます。最も奥の「世の中を知るエリア」には、世の中の潮流を掴むための会社四季報、新聞、雑誌が配架されています。またラーニング・コモンズの「コミュニケーション力を高めるエリア」には、語学や英語多読ペーパーバックが配架されています。

コモンズに訪れた学生からは「ガラッと雰囲気が変わって驚きました。カフェみたいで居心地がいいです」「空間も職員さんも明るい雰囲気で、気軽に相談しやすい」「空きコマに頻繁に利用しています。小説や話題の本も充実しているので、ずっといても飽きません」といった感想が。また教員からは「少人数のグループワークにも、大人数のセミナーにも使えて便利。今後もさまざまな使い方ができそうです」との声が聞かれました。
 
今後の展開
本学では、今後も「居心地の良い学びの場を形成する」というビジョンに則して、誰にとっても使いやすく、創発を刺激するキャンパスのデザインに取り組んで参ります。お気づきの点やご要望がございましたら、ぜひ声をお届けください。